ベトジェット、ノイバイ空港国内線ターミナルの運営権を取得へ
ディン・ラ・タン交通運輸相は25日、航空インフラ開発における民間資金調達に関する会合で、ハノイ市ノイバイ国際空港第1ターミナル(T1)ロビーEの運営権を、格安航空会社ベトジェットエア(Vietjet Air)に譲渡する方針を明らかにした。
これに先立ち、ベトジェットエアは同省に対し、20年間を期限として第1ターミナルの全運営権を取得したい意向を表明していた。しかし同省責任者は、空港ターミナルの民間業者への譲渡は前例がなく、実現に当たっては慎重な姿勢をとる必要があるとして、まずはロビーEのみを試験的に譲渡することに決定した。
同空港では、2014年末に第2ターミナル(T2)がベトナム最大の国際線ターミナルとして開業したことに伴い、第1ターミナルが国内線専用ターミナルとなった。ベトジェットエアが運営権取得を目指している第1ターミナルの延べ床面積は11万5000m2で、年間旅客処理能力は900万人。現在、第1ターミナルのロビーEは、ベトジェットエアとジェットスターパシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)の格安航空会社2社が国内線専用ロビーとして利用している。
※最終更新:2015/02/27 08:51