HAGL会長の国内初自家用機、試験飛行機材に転用へ
ベトナム航空管制総公社(VATM)は、2015年中にもホアン・アイン・ザライ株式会社(HAGL)のドアン・グエン・ドク会長が所有する自家用機を、試験飛行用の航空機として買い取る計画を明らかにした。同社が自社保有のナビゲーション・試験飛行用航空機を購入するのはこれが初めてとなる。
この計画について同社の責任者は、かつてはベトナムエアサービス社(VASCO)の航空機をナビゲーション・試験飛行に借用していたが、同機が故障してからは海外の航空機に頼らざるを得ない状況であるためとしている。
同社は現在、ドク会長の自家用機を買い取るための交渉を進めている。ドク会長は2008年、国内で初めて自家用機を個人で購入・所有し、話題となった。
ドク会長が保有している航空機は、軍用としても広く使用されている双発ターボプロップビジネス機「ビーチクラフトキングエア350型機(Beechcraft King Air 350)」。航続距離約3500km、最高速度583km/hで、価格は約700万USD(約8億3000万円)。
なお、ドク氏は、ビーチクラフトキングエア350型機に代わり双発ビジネスジェット機「エンブラエル・レガシー600型機(Embraer Legacy 600)」を購入したと報じられている。同機の価格は約2750万USD(約32億7000万円)が相場となっている。
※最終更新:2015/02/25 08:34