政府は、EU=ヨーロッパ連合からアフリカや中東の紛争地域などで行っている国際平和協力活動への参加を要請されたことを受けて、どのような参加が可能かなど具体的な課題について検討を始めることにしています。
EUはアフリカや中東の紛争地域などで独自に国際平和協力活動を行っており、加盟国の軍隊で構成する部隊による治安維持など軍事分野の活動や、現地の警察の訓練や国境管理の支援などを行う非軍事分野の活動を展開しています。
EUは、加盟国以外にもこの活動への参加を呼びかけており、去年5月に行われた日本とEUの定期首脳協議でも、世界の平和と繁栄に向けてともに積極的な役割を果たすべきだとして、日本の参加の可能性を探っていくことで一致しました。
これを受けて、政府はまずは非軍事分野の活動への参加を検討することにしていて、今週、EUの担当者と協議を行い、どのような活動が可能かなど具体的な課題について検討を始めることにしています。