人類祖先の「ホモ属」 最古の化石発見か

(3月5日 6時20分)

 

アフリカのおよそ280まんねんまえ地層ちそうから発掘はっくつされた化石かせきが、いま人類じんるいぞくする「ホモぞく」では最古さいこのものとみられるとアメリカなどの研究けんきゅうチームが発表はっぴょうし、人類じんるい進化しんか過程かていさぐるうえで貴重きちょう研究けんきゅう成果せいかとして注目ちゅうもくされています。
これはアメリカのネバダ大学だいがくなどの国際こくさい研究けんきゅうチームが4にち、アメリカの科学かがく雑誌ざっし「サイエンス」に発表はっぴょうしたものです。
それによりますと、
研究けんきゅうチームはアフリカのエチオピア北部ほくぶでおととし、およそ280まんねんまえ地層ちそうから化石かせき発見はっけんくわしく分析ぶんせきしました。
化石かせき成人せいじんしもあごの左側ひだりがわ部分ぶぶんで、ながさは8cmせんちめーとるほどあり、いつつのがきれいにのこっていました。
研究けんきゅうチームによりますと、このかたちならかたなどにいま人類じんるい祖先そせんたる初期しょきの「ホモぞく」の特徴とくちょうおおられるということです。
研究けんきゅうチームは、「ホモぞく」の化石かせきとしてはこれまでに発見はっけんされたものよりおよそ40まんねんほどふるく、最古さいこ化石かせきだとしています。
ただ、あごの
おおきさやかたちなど、さるじんちか特徴とくちょうられ、研究けんきゅうチームは、「さるじんから初期しょきのホモぞく進化しんかする過程かていたる」と指摘してきしています。
研究けんきゅうチームによりますと、さるじんから「ホモぞく」へは200まんねんまえから300まんねんまえ進化しんかしたとみられていますが、まだかっていないことがおおく、今回こんかい成果せいか人類じんるい進化しんか過程かていさぐるうえで貴重きちょう研究けんきゅう成果せいかとして注目ちゅうもくされています。

 

 
 

 

 
 
 
 
 
 
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