東京五輪で日本の技術・文化を世界に(2月21日 6時21分)
5年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会の武藤敏郎事務総長がNHKのインタビューに応じ、大会を通じて日本の先端技術や文化を世界にアピールするとともに、セキュリティー対策にも万全を期す考えを強調しました。
この中で武藤事務総長は、「日本は科学技術が非常に進んだ国だとみられている。2020年のオリンピックの選手村では、水素燃料などの車が選手を運ぶようになるだろうし、お客の案内に翻訳技術をもったロボットが登場することもある」と述べ、日本の先端技術、さらに伝統文化やアニメなどを世界に披露する場になるという認識を示しました。
また、世界的な課題であるテロやサイバー攻撃への対策については、「現時点で東京は世界の中でも安全な都市という評価を頂いてきたが、今後はテロなどが決して外国の話と言えない時代が来るかもしれない」と述べ、対策に全力を尽くす考えを示しました。
武藤事務総長は、こうした日本の先端技術やセキュリティー対策などを世界にアピールするだけでなく、大会の遺産として根づかせていく重要性を強調しました。
このインタビューは、NHKの国際放送のホームページで詳しく掲載されています。