首相 介護人材確保などに取り組む(2月18日 12時23分)

 

国会こっかいは、参議院さんぎいんほん会議かいぎで2にち代表だいひょう質問しつもんおこなわれ、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、ことしはる介護かいご報酬ほうしゅう改定かいていについて、しつたかいサービスを提供ていきょうする事業じぎょうしゃには手厚てあつ報酬ほうしゅう支払しはらわれるなどとして、介護かいご施設しせつ整備せいび人材じんざい確保かくほ一層いっそうんでいくかんがえをしめしました。

このなかで、公明党こうめいとう山口やまぐち代表だいひょうは、ことしはる介護かいご報酬ほうしゅう改定かいてい介護かいご報酬ほうしゅう全体ぜんたいで2.27%げることについて、「介護かいご現場げんばから撤退てったいせざるをえない事業じぎょうしょるのではないかといったこえており、介護かいごサービスの低下ていかにつながるのではないかと危惧きぐするこえにどのようにこたえるのか。また、福祉ふくし施設しせつ内部ないぶ留保りゅうほおおきく、もうけすぎているのではないかとの誤解ごかい国民こくみんあたえている」と指摘してきしました。
これに
たいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「さい重要じゅうよう課題かだいである介護かいご職員しょくいん確保かくほはかるため、1人ひとりたり月額げつがくまん2000えん相当そうとう処遇しょぐう改善かいぜん実現じつげんするための加算かさんもうけ、ちゅう重度じゅうどよう介護かいごしゃ認知にんちしょう高齢こうれいしゃれた場合ばあいなどにきめこまかく加算かさんする。小規模しょうきぼ地域ちいき密着みっちゃくがたサービスなどはたか報酬ほうしゅう設定せっていするなど、しつたかいサービスを提供ていきょうする事業じぎょうしゃには手厚てあつ報酬ほうしゅう支払しはらわれることにした。これにより、高齢こうれいしゃ保険ほけんりょう上昇じょうしょう抑制よくせいし、利用りようしゃ負担ふたん軽減けいげんできると見込みこんでいる」とべました。
そのうえで、
安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「平成へいせい27年度ねんどからは、都道府県とどうふけん設置せっちした基金ききんにおよそ700おくえんて、介護かいご施設しせつなどの整備せいび介護かいご人材じんざい確保かくほけたみを一層いっそう推進すいしんし、国民こくみん安心あんしんして介護かいごサービスを利用りようできる体制たいせい構築こうちくしていく。社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんのいわゆる内部ないぶ留保りゅうほについては、国民こくみんたいする説明せつめい責任せきにんたす観点かんてんからあきらかにする仕組しくみを構築こうちくしていく」とべました。
また、
安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、アジア諸国しょこく海上かいじょう警備けいびなどへの支援しえんについて、「アジア諸国しょこく海上かいじょう保安ほあん機関きかんたいする人材じんざい育成いくせいへの協力きょうりょく共同きょうどう訓練くんれん実施じっしなど、長年ながねんんできた人的じんてき交流こうりゅうをさらに促進そくしんし、協力きょうりょく関係かんけい強化きょうかしていく。自衛隊じえいたい能力のうりょく構築こうちく支援しえん事業じぎょう積極せっきょくてき活用かつようし、海洋かいよう安全あんぜん保障ほしょう分野ぶんやかんする東南とうなんアジア諸国しょこく能力のうりょく向上こうじょうさせるなど、国際こくさいてき安全あんぜん保障ほしょう環境かんきょう安定あんていけ、事業じぎょう充実じゅうじつ強化きょうかつとめていく」とべました。
維新いしんとう柴田しばた総務そうむ会長かいちょう代理だいりは「おや経済けいざいりょくどもの学習がくしゅう機会きかい格差かくさしょうじさせないよう、てい所得しょとくしゃそうどもの教育きょういく支援しえん充実じゅうじつ重要じゅうようだ。てい所得しょとくしゃそうへの教育きょういく支援しえんさくとして、学校がっこう教育きょういく使用しよう目的もくてき限定げんていした『クーポン』をどもや保護ほごしゃ支給しきゅうする『教育きょういくバウチャー制度せいど』の導入どうにゅう本格ほんかく検討けんとうすべきだ。保育ほいくバウチャー制度せいど導入どうにゅうもとめられる」と指摘してきしました。
これに
たいし、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは「教育きょういく分野ぶんやにおけるバウチャー制度せいどは、どもや保護ほごしゃ選択肢せんたくし拡大かくだいてい所得しょとく世帯せたい学習がくしゅう機会きかい充実じゅうじつといった観点かんてんから傾聴けいちょうあたいする意見いけんだ。てい所得しょとく世帯せたいへの教育きょういく支援しえんは、高校生こうこうせいなどへの給付きゅうふきん利子りし奨学しょうがくきん拡充かくじゅうなど充実じゅうじつつとめており、今後こんごとも、だれもが家庭かてい経済けいざい事情じじょうによって左右さゆうされることなく、希望きぼうする教育きょういくけられるようんでいく。保育ほいく分野ぶんやにおけるバウチャー制度せいどは、利用りようしゃ選択せんたくはばひろげるといった効果こうかかんがえられる一方いっぽう、サービスのしつ確保かくほなどに留意りゅういする必要ひつようがある」とべました。


 

 
 
 
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