メゾネットの部屋が火元か 東京・江東区(2月20日 12時12分)
20日未明、東京・江東区のマンションから火が出て住人の男性2人が死亡し、5人が重軽傷を負った火事で、警視庁は焼け方が激しい2階と3階部分のメゾネットタイプの部屋が火元の可能性があるとみて出火原因を調べています。
20日午前1時ごろ、江東区東陽の5階建てのマンションで2階から5階までのおよそ220平方メートルが焼け、4階の2つの部屋から救出された、それぞれの部屋に住む都内の私立大学の大学院生、川村友也さん(23)と会社員の伊達翔太郎さん(22)が死亡し、20代から60代までの男女5人が煙を吸うなどして重軽傷を負いました。
警視庁は20日朝から東京消防庁と合同で現場を検証していますが、これまでの調べで、マンションに11ある部屋のうち2階と3階にまたがるメゾネットタイプの1室の焼け方が激しいことが分かりました。
この部屋には60代の男性と20代の娘が住んでいて、いずれもけがをしましたが、娘は「寝ていたら、父親に起こされて火事に気付いた」と話しているということです。
警視庁と東京消防庁は、このメゾネットタイプの部屋から火が出て上の階などに燃え広がった可能性があるとみて出火原因を詳しく調べています。