ベトナムで「竹取物語」のオペラ上演(2月7日 11時01分)
日本とベトナムのオペラ歌手が共演する「竹取物語」のオペラが6日夜、ベトナムの首都ハノイで上演され、訪れた多くのベトナム人が日本の物語の世界を楽しみました。
このオペラは、ハノイ市と交流のある横浜市の横浜みなとみらいホールなどが、芸術を通じて日越両国の親交を深めようと企画したものです。
上演されたのは、日本最古の物語と言われる「竹取物語」のオペラで、日本とベトナム両国のプロのオペラ歌手など総勢30人がかぐや姫やおきな、みかどなどそれぞれの登場人物を演じました。
舞台では日本人歌手は着物を、ベトナム人歌手はアオザイなどのベトナムの民族衣装を身にまとい、かぐや姫の誕生から月へ帰るまでを、情感豊かに日本語で歌い上げました。
また演奏には、日本人指揮者の本名徹次さんが率いるベトナム国立交響楽団が参加し、日越合作による舞台に、会場からは大きな拍手が寄せられていました。
観客の1人は「とても感動的な物語で、オペラの構成もすばらしかった」と話していました。