インフルエンザ 流行ピーク過ぎるも対策を(2月6日 14時12分)
今月の1日の1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者は推計135万人で、前の週に比べ50万人以上減ったことが、国立感染症研究所の調査で分かりました。
専門家は、流行はピークを過ぎたとみられるものの、集団感染による死者も相次ぐなど、依然、患者は多いとして、手洗いなど対策の徹底を呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、今月1日までの1週間に全国5000の医療機関を受診したインフルエンザの患者は推計135万人で、前の週に比べ57万人減りました。
専門家は、流行はピークを過ぎたとみられるものの、依然、すべての都道府県に大きな流行が起きていることを示す「警報レベル」の地域があり、引き続き対策を徹底してほしいとしています。
都道府県別の流行状況を一医療機関当たりの患者数で見ますと、最も多いのが大分県で58.5人、次いで鹿児島県が53.12人、山口県が51.72人、宮崎県が50.39人などとなっています。
また、ウイルスのタイプは高齢者が重症化しやすいとされるA香港型がほとんどで、入院患者の報告では60代以上が6割を占めています。
高齢者施設や医療機関での集団感染も後を絶たず、この1週間に新たに5つの施設などで8人が死亡するなど、これまでに少なくとも34件の集団感染で56人が死亡しています。
国立感染症研究所の砂川富正室長は「今シーズンは高齢者を中心に大きな被害が出ている。インフルエンザの流行は3月ごろまで続くので、引き続き手洗いやせきエチケットを徹底してほしい。また病院や高齢者施設での集団感染を防ぐために、体調の悪い人は訪問を控えるなど対策に努めてほしい」と話しています