「北斗星」 定期運行最終列車の切符は即完売(2月13日 12時53分)
上野の札幌を結ぶJRの寝台特急で、来月、引退する「北斗星」の定期運行としては最後の列車の切符の販売が13日から始まり、受け付けの開始とほぼ同時に売り切れました。
JRの寝台特急「北斗星」は、車両の老朽化に加え、来年開業する北海道新幹線の試験走行によって運行が難しくなったことから、来月13日に出発する列車で引退することになっています。
定期運行としては最後の列車の切符の販売はちょうど1か月前の13日、全国一斉に始まり、札幌駅には多くの鉄道ファンが詰めかけ、午前5時にドアが開くと走ってみどりの窓口に向かって午前10時の販売開始を待ちました。
そして、申し込みを受けた駅の担当者が午前10時の時報とともに端末を操作して手続きを行いましたが、221人分の切符は、販売開始とほぼ同時に売り切れ、札幌駅では購入できた人はいませんでした。
札幌の30代の男性は「購入できず残念ですが来月のラストランはせめて列車の出発を見守りたいと思います」と話していました。