ホーチミン:メトロ1号線の車両モデルをお披露目、3月から市民も見学可
ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン区間)用の車両モデルが日本から輸送され、同市9区の車庫エリア(デポ)に設置された。同市メトロ管制部は3月より3か月にわたって市民の見学を受け入れ、車両のデザインや色などについての感想や意見を集める計画だ。
車両の設計について同管制部の責任者は、「さわやかな青色を用いた設計で、快適な印象を受けた」とコメントしている。なお、同車両は身体障害者にも優しい設計となっている。同管制部は、市民からの意見聴取の結果に基づき、メーカーに設計の変更を提案する予定だという。
なお、インターネット上にはメトロ1号線の完成予想動画も公開されている。それによると、自動券売機や自動改札機をはじめとする最新の機械が導入されているほか、近代的な車両や駅構内の様子などがうかがえる。
メトロ1号線は同市の中心部1区から北東部トゥードゥック区までを結ぶ全長19.7kmの都市鉄道。2019年に建設が完了し、2020年より運行を開始する見通しとなっている。出発駅から最終駅までの移動時間は30分で、1日の旅客処理能力は18万6000人を見込んでいる。
※最終更新:2015/02/24 08:49