ハノイ:中国からの密輸猫1000匹を殺処分、動物愛護団体から批判
公安省環境警察局は6日、ハノイ市ドンダー区で、中国から密輸された猫約1000匹(約3t)を殺処分したと発表した。
これらの猫は、東北部クアンニン省に隣接する中国の国境地域から違法に輸入されたもので、1月27日にトラックでハノイ市内のレストランなどに運送されているところを警察が摘発、押収した。約1000匹の猫はトラックの荷台の狭い籠の中に閉じ込められており、発見された時点で既に死んでいるものもいたという。
動物愛護団体からは、これらの猫を保護すべきとの声が上がっていたが、当局は検疫を受けておらず原産地も不明であることから何らかの危害を及ぼす可能性があるとして、疫病予防のために市内のゴミ処理場で水酸化カルシウムを用いて全ての猫を埋却処分した。
なお、ベトナムの一部地域では、犬肉や猫肉を食べる習慣がある。犬や猫の肉を食べると悪運解消に効くというい伝えがあるという。この変わった食習慣は海外メディアなどでも度々報道されており、2014年にもドイツ在住のベトナム人が隣人の飼い猫を捕獲して食すという事件が発生し、このベトナム人は地元当局から処分を受けたことで話題になった。 なお、ハノイ市交通警察も同様に、児童のヘルメット非着用に対する取締りを強化すると 発表している。
※最終更新:2015/02/09 07:01