北海道 強風や吹雪などに十分注意を(2月28日 5時41分)
冬型の気圧配置の影響で北海道の東部などでは雪を伴って風が強く吹いています。北海道では28日の日中にかけて風の強い状態が続く見込みで、気象庁は強風や高波、吹雪による交通への影響などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、北海道の東にある発達した低気圧の影響で、北日本では冬型の気圧配置が強まり、北海道の東部などでは風の強い状態が続いています。北海道根室市の納沙布では午前5時ごろに24.7メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また、北海道では28日未明にかけて断続的に雪も強まり、この24時間に多いところで50センチを超える雪が降りました。午前6時の積雪は、北海道の羅臼町で1メートル37センチ、遠軽町白滝で1メートル14センチなどとなっていて、ところによって平年の2倍前後の積雪となっています。
低気圧はこのあと東へ進み、冬型の気圧配置は次第に緩むと予想されていますが、北海道では28日の日中にかけて風の強い状態が続く見込みです。気象庁は、強風や高波、吹雪による交通への影響のほか、積雪の多い地域では雪崩や屋根からの落雪にも十分注意するよう呼びかけています。