ロサンゼルス近郊で列車脱線 多数のけが人(2月25日 4時37分)

アメリカ西海岸のロサンゼルス近郊で24日、列車がトラックと衝突して脱線し、通勤客ら28人が病院に搬送されました。
ロサンゼルス近郊のオックスナードで24日午前5時45分ごろ(日本時間の24日午後10時45分ごろ)、地元の鉄道、「メトロリンク」の列車がトラックと衝突し、脱線しました。
警察などによりますと、この事故で列車の乗客など28人が病院に搬送され、このうち4人が大けがをしているということです。
現場上空からの映像では車両が線路を大きく外れ、一部は横倒しになっている様子が分かります。
ロサンゼルスの日本総領事館によりますとこれまでのところ日本人が事故に巻き込まれたという情報は入っていないということです。
脱線した列車はロサンゼルス中心部に向かう通勤客が多く利用し、事故当時、およそ50人が乗っていたということです。
これまでの警察の調べによりますと当時、何らかの理由で線路上に止まっていたトラックに列車が衝突し、脱線したとみられるということで、警察では拘束したトラックの運転手から事情を聴くなどして、当時の詳しい状況を調べています。
メトロリンクは2005年に脱線事故で11人が死亡したほか、2008年には列車どうしの衝突で25人が死亡するなど、大きな事故が相次ぎ、安全対策が進められているところでした。