米欧 「イスラム国」に結束して対抗を(2月8日 22時08分)

イスラム過激かげき派は組織そしき「イスラム国こく」を巡めぐって、アメリカのケリー国務こくむ長官ちょうかんとフランスとドイツの外相がいしょうがドイツで開ひらかれた会議かいぎでそれぞれ演説えんぜつし、「イスラム国こく」の残虐ざんぎゃく行為こういを強つよく非難ひなんするとともに今後こんごも結束けっそくして対抗たいこうしていく姿勢しせいを示しめしました。

各国かっこくの首脳しゅのうや外相がいしょうが出席しゅっせきして、６日にちからドイツで開ひらかれた「ミュンヘン安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ」では最終さいしゅう日びの８日にち、「イスラム国こく」をはじめとするイスラム過激かげき派は組織そしきへの対応たいおうが話はなし合あわれました。
この中なかで、アメリカのケリー国務こくむ長官ちょうかんは「イスラム国こくによるヨルダン軍ぐんのパイロットの殺害さつがいは残虐ざんぎゃく行為こういが新あらたな段階だんかいに入はいったことを示しめしている」と述のべ、強つよい懸念けねんを示しめしました。
そのうえで「このような残虐ざんぎゃく行為こういは決けっして許ゆるされず、われわれはあらゆる力ちからを使つかって止とめなければならない」と訴うったえ、「イスラム国こく」に対抗たいこうする姿勢しせいを鮮明せんめいにしました。
また、フランスのファビウス外相がいしょうは先月せんげつ、フランスで起おきた一連いちれんのテロ事件じけんについて触ふれ、「影響えいきょうを受うけたのはわれわれだけではない。今いまや誰だれもが安全あんぜんではない」と述のべ、国際こくさい社会しゃかいが連携れんけいしてテロに対抗たいこうしていく必要ひつよう性せいを訴うったえました。
さらに、ドイツのシュタインマイヤー外相がいしょうも「『イスラム国こく』に外交がいこうは通用つうようしない。撃退げきたいする以外いがいに道みちはない」と述のべて、「イスラム国こく」と戦闘せんとうを続つづけるクルド人じん部隊ぶたいなどに軍事ぐんじ支援しえんを拡大かくだいさせる方針ほうしんを示しめし、各国かっこくが今後こんごも結束けっそくして対抗たいこうしていく姿勢しせいを示しめしました。