日本海側中心に大雪・暴風雪など警戒を(2月9日 12時12分)
強い冬型の気圧配置の影響で、全国的に沿岸部などで風が強く、日本海側を中心に雪が降り続いています。
北陸や東北の日本海側を中心に10日にかけて雪が強まり、まとまった雪が降る見込みで、気象庁は大雪や暴風雪などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、発達した低気圧の影響で日本付近は強い冬型の気圧配置となり、沿岸部を中心に全国的に風が強まっています。北海道釧路市では午前11時前に、27.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
日本海側を中心に雪も降り続き、北陸や西日本の山沿いではこの24時間に降った雪の量が40センチを超えているところがあります。強い冬型の気圧配置は10日にかけて続く見込みで、上空に強い寒気が流れ込んでいるため、北陸や東北の日本海側を中心に雪が強まり、まとまった雪が降るおそれがあります。
10日の朝までに降る雪の量はいずれも山沿いの多いところで、北陸で1メートル、東北で70センチ、近畿と岐阜県で50センチ、北海道と長野県で40センチ、中国地方で30センチなどと予想され、北陸と東北ではその後も雪が降り続く見込みです。
また、風が強い状態も続き、10日にかけての最大風速は、北海道と北陸の陸上で18メートル、東北と近畿、それに中国地方の陸上で14メートルから16メートル、海上で16メートルから18メートルと予想され、最大瞬間風速は25メートルから30メートルに達する見込みです。
北日本の日本海側ではところによって猛吹雪になるおそれがあるほか、日本海沿岸では10日にかけてしけが続く見込みです。
気象庁は、大雪や暴風雪による交通への影響、それに高波に警戒するとともに、電線や樹木への着雪のほか、積雪の多い地域では雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。