2002年度1級

2002年度1級
読解・文法




問題Ⅰ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

世間では、いま、表現教育ということが盛んに叫ばれている。子供たちに、どうにかして、「豊かな表現力」「誰とでも話せるコミュニケーション能力」を身につけさせようと、親も教師も躍起(注1)になっている。子供の方から見れば、表現を強要されているとさえ言える①状況だ。
だがどうも、教える側も、子供たちの方も、「表現」ということを無前提に考えすぎて いないか?
いや、いったい、何をそんなに伝えたいというのか?
私はここ数年、演劇のワークショップ(体験型の演劇教室)を、年間で百コマ以上、全国で繰り返して開催してきた。教育の門外漢(注2)に、このような依頼が殺到(注3)するのも、表現教育隆盛(注4)の一つの現れであろうか。
ただ、私が、そういった場で子供たちに感じ取ってもらいたいことは、表現の技術よりも、②「他者と出会うことの難しさ」だった。どうすればコミュニケーション能力が高まる かではなく、自分の言葉は他者に通じないという痛切な経験を、まず第一にしてもらいた いと考えてきた。 高校演劇の指導などで全国を回っているといつも感じるのは、生徒創作の作品のそのいずれもが、自分の主張が他者に「伝わる」ということを前提として書かれている点だ。 私は、創作を志す若い世代に、③演劇を創るということは、ラブレタ-(注5) を書くようなもの だと説明する。「俺は、おまえのことがこんなに好きなのに、おまえはどうして俺のことが分かってくれないんだ」という地点から、私たちの表現は出発する。分かり合えるのな ら、ラブレターなんて書く必要はないではないか。
日本はもともと、流動性の低い社会のなかで、「分かり合う文化」を形成してきた。誰もが知り合いで、同じような価値観を持っているのならば、お互いがお互いの気持ちを察 薙して、小さな共同体がうまくやっていくための言葉が発達するのは当然のことだ。それは日本文化の特徴であり、それ自体は、卑下(注6)すべきことではない。
明治以降の近代化の過程も、価値観を多様イヒするというよりは、大きな国家目標に従って、価値観を一つにまとめる方向が重視され、教育も社会制度も、④このようにプログラミング(注7)されてきた。均質化した社会は、短期間での近代化には好条件だ。日本は明治の近代化と、戦後復興という二つの奇跡(注8)を成し遂げた。
しかし、私たちはすでに大きな国家目標を失い、個人はそれぞれの価値観で生き方を決定しなければならない時代に突入している。このような社会では、価値観を一つに統一す ることよりも、異なる価値観を、異なったままにしながら、その価値観(注9)を摺り合わせ、いかにうまく共同体を運営していくかが重要な課題となってくる。
いま、あらゆる局面で、⑤コミュニケーション能力が重視されるのは、ここに原因がある。 「分かり合う文化」から、「説明し合う文化」への転換を図ろうということだろう。
だが、ここに一つの落とし穴がある。
表現どは、単なる技術のことではない。闇雲(注10)にスピーチの練習を繰り返しても、自己 表現がうまくなるわけではない。
自己と他者とが決定的に異なっている。人は一人ひとり、異なる価値観を持ち、異なる生活習慣を持ち、異なる言葉を話しているということを、痛みを伴う形で記憶している者 だけが、本当の表現の領域に踏み込めるのだ。
(平田オリザ「緩やかなきずな⑨」2001年6月27日付毎日新聞朝刊による)

(注1)躍起になる:一生懸命になる
(注2)門外漢:専門家ではない者
(注3)殺到する:押し寄せる
(注4)隆盛:盛んになること
(注5)ラブレター:自分の恋する気持ちを伝える手紙
(注6)卑下する:自分のことを劣っているとか恥ずかしいと思う
(注7)プログラミングする:ここでは、国が計画し、実行すること
(注8)奇跡:あり得ないほどの不思議な出来事
(注9)価値観を摺り合わせる:多様な価値観の中で合うところを見つけ調整する
(注10)闇雲に:むやみに

問(1) ①「状況」とあるが、筆者は今どんな状況だと言っているか。
1.親や教師が子供に無理に表現させようとはしない状況
2.親や教師が子供に相互理解の重要性を教えようとしている状況
3.親や教師が子供にとにかく何かを表現させようとしている状況
4.親や教師が子供に表現することの難しさを教えようとしている状況
Q1
問(2) ②「他者と出会うことの難しさ」とあるが、何を指しているか。
1.表現の技術を高めることの難しさ
2.言葉の通じない国で交流する難しさ
3.本当の心の友と出会うことの難しさ
4.言いたいことを相手に伝える難しさ
Q2
問(3) ③「演劇を創るということは、ラブレターを書くようなものだ」とあるが、どのような意味か。
1.お互いに分かり合える ことを前提にして、演劇を創り上げるべきだ。
2.相手に自分の主張が通じないことを前提に、演劇を創り上げるべきだ。
3.恋人に自分の愛情を 表現するのと同じ気持ちで、演劇を創り上げるべきだ。
4.相手に気持ちを伝える技術を磨くことを目的に、演劇を創り上げるべきだ。
Q3
問(4) ④「そのように」とあるが、どのような意味か。
1.個人が生き方を選択できるように
2.誰もが同じような表現能力を持てるように
3.存在する異なった価値観が共存するように
4.国家の目標に合う価値観にまとまるように
Q4
問(5) ⑤「コミュニケーション能力が重視されるのは、ここに原因がある」とあるが、その原因とは何か。
1.私たちの心の中には、自分の主張が他者に伝わることはないと考えてしまう傾向があるから
2.異なった価値観がぶつかり合う時、どちらの価値観が優れているか、明確に示さなければならないから
3.現在は、個人がそれぞれ生き方を決定する必要があり、異なる価値観をうまく共存させることが必要だから
4.現在は、国家的な目標がなくなり、共同体としてまとまりを保つために、表現技術に優れた指導者が必要だから
Q5
問(6) 現在の日本の社会について 、 筆者が述べていることと合っているものはどれか 。
1.「分かり合う文化」から「説明し合う 文化」へと向かう途上にある。
2.「分かり合う文化」と「説明し合う文化」がうまく共存し始めている。
3.すでに「分かり合う文化」から「説 明し合う文化」への転換を成し遂げたと言える。
4.「分かり合う文化」は今も日本文化の特徴で、人々の価値観は基本的に同じである。
Q6
問(7) 筆者は 、 自己表現がうまくなるには 、どんなことが条件になると言っているか 。
1.相手に自分の言葉が伝わらなかったと いうつらい経験を持つこと
2.自分の主張が相手に伝わるようにスピーチの練習を何回もすること
3.外国で暮らしたり、外国語を勉強したりした 経験を持っていること
4.自分と相手の気持ちがお互いに分かり合えた経験をたくさん持つこと
Q7


問題II 次の(1)から(3)の文章壱読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)
(①読書とは、本を買うことである。買ってしまえばこっちのもの、いつか必ずページを、 開く。買って積んでおくだけの、俗にいう(注1)「ツン読」も読書のうちなのである。
この場合の「買う」とは、書店で手にして、ちらとでもこころが動いたち、即座にその場で買ってしまうことを指す。
もうちょっと考えて、とか、明日でもいいや、とか、帰りに駅前のあの店で買えばいいか、なんぞと(注2)考えた瞬間、その本との縁は切れたと知るべし。
(中略)
その場で即座に買えないのは、一つには失敗を恐れるからだろう。せっかく買っても、読んでみてつまらなかったらどうしよう、と考えてしまう。しかし、②失敗も読書のうち。読んで、つまらない、と感じるのは読んだからなのである。「つまらない」と思っても、それを「失敗」と考えてはいけない。「つまらない」と判断できたことをむしろ誇るべきなのである。つまらない本をつまらないと感じられる人は、面白い本を面白いと感じられる人。失敗を心配するよりも、本質的につまらなく、くだらない本を、面白いと感 じているかも知れないことのほうを心配すべきなのだ。 せっかく買ったんだからと、つまらないのを我慢して読みつづける必要はない。自分の判断を信じて、すぐに放り出せばいい。
もちろん、数多い本の中には、すぐには面白さの伝わりにくいものもある。はじめは とっつきにくく(注3)ても、読み進んでゆくにつれて面白さがにじみ出てくる本がある。いったんは放り出したのに、何かのひょうしに(注4)もう一度手にしたとき、実に面白く読める、 ③そういう類の本もたくさんある。
何度も読んで、そのたびに新しい面白さを発見する本もある。たとえば漱石(注5)の『吾輩は猫である』は、小学校三年生のとき以来、何度手にしたことか。二十歳にはそのときの、還暦には還暦の楽しみ方がある。
(轡田隆史「「考える力」をつける本』三笠書房による)

(注1)俗にいう:一般的に言うように
(注2)~なんぞと:~などと
(注3)とっつきにくい:親しみにくい
(注4)何かのひょうしに:偶然に
(注5)漱石:夏目漱石、19世紀から20世紀はじめにかけて活躍した小説家

問(1) 筆者が ① 「読書とは 、 本を買うことである 」 でいう「買うこと」とはどのようなことか 。
1.時間をかけて、よく考えてから買うこと
2.少しでも興味を持ったら、すぐに買うこと
3.書店で手にとって失敗しないように買うこと
4.よく知っている店で、店員に相談して買うこと
Q8
問(2) ②「失敗も読書のうち」とあるが、なぜか。
1.いろいろな本を読むことで、本の価値が判断できるようになるから
2.本を買って失敗したと思っても、 買ってしまった本は最後まで読むから
3.失敗だと分かっていても、読書することによって知識の量がふえるから
4.いろいろな本を読むことで、くだらない本でも面白く感じるようになるから
Q9
問(3) ③「そういう類の本」とはどんな本か。
1.面白さを発見するために読む本
2.何度読んでも、面白さを発見す る本
3.第一印象とはちがう面白さを持つ本
4.面白くなくても読み続けなければならない本
Q10
問(4) この文章のまとめとして最も適当なものはどれか 。
1.つまらない本を読み続けても、面白くなるとはかぎらない。
2.買った本を何度も読めば、その価値が分かるようになるはずだ。
3.読書の面白さを知るためには、まず本を買って身近に置くことだ。
4.本の面白さは年齢によって変わるので、小学生からの読書が大切だ。
Q11

(2)
大学の講義やゼミナール(注1)の場を通し、折にふれ(注2)、私は学生諸君に向かって、「せっかく大学に入ったのだから、ひとつでも多く知的感動を味わい、学問を楽しんでほしい」 と語りかけている。
しかし、現状を見ていると----もとより(注3)私の力不足もあろうが------残念ながら、 ①こうしたメッセージが若い諸君の心に十分、伝わっているとはいい難い。彼らのほとんどにとって楽しみの対象といえば、サークル活動やスポーツ、音楽、映画、漫画、ある いはさまざまなレジャーであり、それらはいずれも学問とは距離を置いたところにあるからである。 ( ② )、私が日々接している学生諸君についていえば、彼らの多くは決して学業 をおろそかにしているわけではない。彼らはそれなりに勉強し、高い学力をもっている ことは間違いない。
こう書くといささか矛盾めくように(注4)聞こえるかもしれないが、大方の学生にとっては学問を楽しむ心の余裕をもつ以前に、まずは目先の目標を順にかたづけなければならないという"謡造観念"が先行するのであろう。具体的にいえば、単位の最得、進学、 就職など実利的な目標の達成が、焦眉の急な(注5)のである。③それはそれで仕方ないのであ ろうが、こせこせせず(注6)、もう少し精神の豊かさをもって学問を見つめ直し、大学生活を送ってもらいたいと、つい注文をつけたくなる。
(小山慶太「知的熟年ライフの作り方』講談社による)

(注1)ゼミナール:ゼミ
(注2)折にふれ:時々
(注3)もとより:もちろん
(注4)いささか矛盾めくように:多少矛盾しているように
(注5)焦眉の急:急いでしなければならないこと
(注6)こせこせする:小さいことにこだわる

問(1) ①「こうしたメッセージ」とあるが、どんなメッセージか。
1.大学に入ったのだから、学問上のおもしろさを知ってほしい。
2.大学に入ったのだから、学問とは別の楽しみも見つけてほしい。
3.大学での学業をおろそかにしないで、高い学力を身につけてほしい。
4.大学卒業のために必要な単位をとり、自分の希望をかなえてほしい。
Q12
問(2) ( ② )の中に入るものはどれか。
1.それゆえ 2.だからこそ 3.それどころか 4.かといって
Q13
問(3) ③「それはそれで仕方ない」とあるが、何が仕方がないのか。
1.学生に伝えたい自分の思いが十分伝わらないこと
2.サークル活動やスポーッを楽しみの対象とすること
3.目先の目標をかたづけなければならないとあせること
4.一つでも多く、知的感動を味わい、学問を楽しもうと思うこと
Q14
問(4) 筆者によれば、現在のほとんどの学生の目標は何か。
1.精神の豊かさをもって学問を見つめなおすこと
2.いい成績を取って、進学あるいは就職を果たすこと
3.サークル活動やスポーツなどにより学問と距離を置くこと
4.自分のメッセージを、他の人に十分伝わるようにすること
Q15

(3)
世界の諸民族のあいさつを調べてみると、(中略)握手に代表されるような相互的なあいさつはきわめてめずらしいことがよくわかる。それはたいていの社会で、身分や地位や役割がはっきり定まっているからにほかならない。また、毎日の軽いあいさつがお こなわれる社会が少ないというのは、それらの社会では人ぴとはもっぱら家族や親族や部族など所属する社会集団の成員(注1)として生きていて、個入としての役割があまりみとめられていないことと関係している。そうした集団内では、物のやりとりなどの際にも、ふつうあいさつはいらないのである。たとえばインドでは家族や友入のあいだではふつ う感謝の表現はおこなわれない。かえってタブー(注2)視されるのだが、家庭の食卓で塩を手渡してもらっても「ありがとう」という欧米流は、家族が一体になって暮らす社会では、むしろ"他人(注3) 行儀"なことなのだろう。
日本人もいつのまにか家庭のなかで「ありがとう」をくりかえすようになった。しかも、それは文句なしによい習慣とかんがえられているようだ。それは家族が身を寄せあ うようにして生きていた暮らしがすっかり過去のものになり、人間関係が様変(注4)わりしたことを如実(注5)に物語っている。
(野村雅一「身ぶりとしぐさの入類学」中央公論新社による)

(注1)成員:団体などを構成するメンバー
(注2)タブー視する:人前で話したり、したりしてはいけないことだと考える
(注3)他人行儀:(家族や親しい人に対して)他人に対するように冷たく振る舞うようす
(注4)様変わりする:ようすがすっかり変わる
(注5)如実に:明らかに

問(1) 「相互的なあいさつはきわめてめずらしい」とあるが、なぜか。
1.多くの社会では、人々の身分 や役割がきまっているから
2.身分や地位に関係なく、握手が代表的なあいさつだから
3.毎日の軽いあいさつがおこなわ れるのが、あたりまえだから
4.世界の諸民族では、身分や役割がまだはっきり定まっていないから
Q16
問(2) インドについての説明として正しいものはどれか 。
1.個人としての役割がみとめられているので、ふつう家族に「ありがとう」と言わない。
2.家庭の食卓で塩を手渡してもらって感謝の表現を使わないことは、タブー視される。
3.家族や親族などの社会集団の成員同士の間では 、感謝の表現がよく使われる 。
4.家族が一体となって暮らす社会なので、あまり「ありがとう」と言わない。
Q17
問(3) 日本についての説明として正しいものはどれか。
1.「ありがとう」がよい習慣と考えられるのは、人間関係がかわって個人としての役割があまりみとめられていないからである。
2.かつては家庭あ中で感謝の表現はあまり使われなかったが、最近はよい習慣と考えられて頻繁に使われる。
3.昔から家庭の中では感謝の言葉がよく使われていたが、最近は文句なしのよい習慣として定着している。
4.家庭の中で感謝の言葉がよく使われるのは、家族が身を寄せ合うようにして暮らしているからである。
Q18


問題Ⅲ 次の(1)から④の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。


(1)
以前のことですが、地元の図書館の返却(注1)ポストに誤って郵便物を"投函(注2)" してしまいました。この返却ポストの色は「グレー」でした。最近の新しい郵便ポストは「グレー」のものが増えてきましたが、それで「グレー」に"反応"してしまったのです。本物の ポストは、そこから2mも離れていないところに赤い色をしてありました。事の重大さに気づき、あわてて図書館の職員に電話で①そのことを伝え、事無きを得ました(注3)。 光は人の目に入り、脳がその刺激を受けることから、②人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります。そういったことから、色は直接視覚を反応させるシンボルとして大きな効果をもっています。
(鈴木千恵子「色のと.り.せ.つ』誠文堂新光社による)

(注1)返却ポスト:図書館で借りた本などを返すための箱
(注2)投函:郵便物をポストに入れること
(注3)事無きを得る:大きな問題にならないで済む

問(1) ①「そのこと」とあるが、そのこととは何か。
1.郵便ポストに手紙を入れたこと
2.郵便ポストに図書館の本を入れたこと
3.図書館の返却ポストに本を入れたこと
4.図書館の返却ポストに手紙を入れたこと
Q19


問題Ⅲ 次の(1)から④の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。


(1)
以前のことですが、地元の図書館の返却(注1)ポストに誤って郵便物を"投函(注2)" してしまいました。この返却ポストの色は「グレー」でした。最近の新しい郵便ポストは「グレー」のものが増えてきましたが、それで「グレー」に"反応"してしまったのです。本物の ポストは、そこから2mも離れていないところに赤い色をしてありました。事の重大さに気づき、あわてて図書館の職員に電話で①そのことを伝え、事無きを得ました(注3)。 光は人の目に入り、脳がその刺激を受けることから、②人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります。そういったことから、色は直接視覚を反応させるシンボルとして大きな効果をもっています。
(鈴木千恵子「色のと.り.せ.つ』誠文堂新光社による)

(注1)返却ポスト:図書館で借りた本などを返すための箱
(注2)投函:郵便物をポストに入れること
(注3)事無きを得る:大きな問題にならないで済む

問(1) ①「そのこと」とあるが、そのこととは何か。
1.郵便ポストに手紙を入れたこと
2.郵便ポストに図書館の本を入れたこと
3.図書館の返却ポストに本を入れたこと
4.図書館の返却ポストに手紙を入れたこと
Q20
問(2) ②「人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります」とあるが、筆者の場合、どんな色を見て、何を連想したのか。
1.赤色を見て、郵便ポストを連想した。
2.グレーを見て、郵便ポストを連 想した。
3.赤色を見て、図書館の返却ポストを連想した。
4.グレーを見て、図書館の返却ポズトを連想した。
Q21

(2)
快楽を定義すると、「何の役に立つわけでもないが、自分にとって楽しいこと、ラクな(注1)こと、気持ちのよいこと」ということになります。「( ① )」というのがポイントです。大人になるにしたがって、私たちは「何かのために言動せよ」と要求されることが圧倒的に多くなってきます。受験のために勉強する、健康のためによりよい食事を摂る、収入を得るために働く、明日のために早く寝る、知識を得るために本を読む…etc.(注2)それはそれでとても大切なことですが、いつもいつも「…のため」と目的意識をもって生活するのは、とてもしんどく(注3)疲れることです。
(伊藤絵美「自分なりの快楽」『エーゼスト」2001年1月号増進会出版社による)

(注1)ラクな:楽な
(注2)…etc.:…等
(注3)しんどく:めんどうで

問(1) ( ① )に入るのに最も適切なものはどれか。
1.ラクである
2.気持ちがよ い
3.自分にとって楽しい
4.何の役にも立たない
Q22

(3)
人の家に食事に招かれた時、料理の準備や後片づけでちょっとした仕事を割り振って(注1)もらえると気が楽だ。
   でも、手伝いを頼む側からすると、他人への指示は意外と面倒くさい。こういう時に絶妙な(注2)さい配を振るえる人っていいな、自然に仕事を分担させていくと、やがて勝手がわかった(注3)客が料理を作り始めたりする。

(中略)
   いつも無意識に動いている作業を、言葉にして人に手渡すことは難しい。一人で家事を抱え込んでしまうと、こうした「指輝能力」は発達しにくい。独自に技を極める職人型家事もいいけど、全体を見渡して人も動かせる管理職型家事も、これからは必要みたい。
(百瀬いずみ『ネオ家事入門人を上手に使う』2000年5月4日付朝日新聞朝刊による)

(注1)割り振る:割り当てる
(注2)絶妙なさい配を振るう:大変上手に指図をする
(注3)勝手がわかる:やり方や様子がわかる

問(1) 筆者は家事についてどのように考えているか 。
1.家事を他人に手伝ってもらうときは、いつも簡単なことを頼むのがいい。
2.一人で家事をするときは、全体を見渡して少しずつ進めていくと楽である。
3.他人にうまく指示を与えて仕事をするのも必要な家事能力のひとつである。
4.職人型家事をする人は指揮能力が高いので、多くの客を家に招いたとき役立つ。
Q23

(4)
次の文章は、4年制大学を卒業した男性と女性の就業意識が、就職前と就職後半年で、 どのように変わったかを調査した結果について述べたものである。入社半年の新入社員約2200人に「就職活動(注1)中はいつまで働きたいと思っていたか」「現時点ではいつまで働きたいと思うか」と質問した。4大卒の男性は「定年派」の割合44.2%から26.7%へ減少。逆に「転職派」は28.8%から50.9%に跳ね上がった。
この傾向は女性ではさらに顕著(注2)だった。4大卒の女性で「定年派」は19,7%から7.5 %と半分以下に。逆に「転職派」は16.6%から38.8%と倍以上になった。
(2001年5月14日付毎日新聞朝刊による)

(注1)就職活動:仕事を見つけるために会社訪問などをすること
(注2)顕著:特に目立つこと

問(1) 上の説明文とあっているグラフはどれか 。


Q24


問題IV 次の文の________にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

問(1) 出席欠席の________、同封した葉書にてお返事くださるようおねがいいたします。
1.そばから 2.ないまでも 3.次第にしては 4.いかんによらず
Q25
問(2) 私は、彼の失礼________態度に我慢ならなかった。
1.きわまった 2.きわまりない 3.きわめた 4.きわめない
Q26
問(3) 田中さんは、この1週間と________、仕事どころではないようだ。
1.いうもの 2.いっては 3.いえず 4.いうのに
Q27
問(4) この町に大きな自動車工場ができるので、来年には労働人口が大幅に変化________と思われる。
1.される 2.させる 3.する 4.した
Q28
問(5) 私の料理を一口________なり、父は変な顔をして席をたってしまった。
1.食べたら 2.食べて 3.食べる 4.食べよう
Q29
問(6) 会社をやめたいというあなたの気持ちは、わからない________が、無断で仕事を休むのはよくないと思う。
1.とばかりだ 2.にかたくない 3.にいたる 4.でもない
Q30
問(7) 周囲の反対________ 、 兄はいつも自分の意志を通してきた 。
1.であれ' 2.をものともせず 3.にもまして 4.しないまでも
Q31
問(8) それを________最後、君たち二人の友情は完全にこわれてしまうよ。
1.言ったが 2.言うのに 3.言っても 4.言うものの
Q32
問(9) 猫の子一匹________、ここを通らせないぞ。
1.ばかりか 2.たりとも 3.ときたら 4.をよそに
Q33
問(10) 彼は、お金のため________、どんな仕事でも引き受ける。
1.は問わず 2.をもとに 3.とあれば 4.にとっては
Q34
問(11) だれが何と________と、謝る気は全くない。
1.言おう 2.言う 3.言った 4.言われる
Q35
問(12) 山川さんは 、 この間彼自身が入院した時の話をして 、
「 ぼくは手術の前には水が飲めなくて 、 それはつらい思い________ 。」 と言った 。
1.をさせる 2.をされた 3.をした 4.をする
Q36
問(13) 彼は、ことばづかい________、とてもやさしい人間だ。
1.より良くて 2.ほど良いが 3.まで悪くて 4.こそ悪いが
Q37
問(14) 母はどんなに________、決してぐちを言わなかった。
1.辛くて 2.辛いのに 3.辛そうで 4.辛くとも
Q38
問(15) あのとき彼女がそう________ 、 僕はどんなことをしてでも助けただろうに 。
1.言うとは 2.言ったなら 3.言っては 4.言うと
Q39
問(16) この絵は 、 昔父が借金________手に入れたものです 。
1.までして 2.からして 3.してさえ 4.してこそ
Q40
問(17) しっかりかぎをかけないと、泥棒に________から注意してください。

1.入れることはない
2.入るとはかぎらない
3.入られないともかぎらない
4.入らせなくもない
Q41
問(18) 休み中 、________眠り ______ 眠りの連続で 、 すっかり太ってしまった 。
1.食べては/食べては
2. 食べても / 食べても
3.食べるのが/食べるのが
4.食べるなら/食べるなら
Q42
問(19) この程度の実力ならば 、 彼は________たりない 。
1.恐れるにも 2.恐れるに 3.恐れ 4.恐れて
Q43
問(20) この大学は七つの学部________いて 、 学生数は日本一である 。
1.が分けて 2.を分けて 3.と分かれて 4.に分かれて
Q44


問題V 次の文の______にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

問(1) 株の取引も、大金持ちの彼女にとっては単なる遊びと_______。
1.いえばこそだ
2.いってこそだ
3.いったところだ
4.いわんところだ
Q45
問(2) 母校のチームが去年の優勝校を破ったからといって、それほど驚くには_______。
1.あたらない
2.もとづかない
3.そういない
4.たえない
Q46
問(3) この映画は評判が高く、見る者を感動させずには_______だろう。
1.ならない
2.いけない
3.しない
4.おかない
Q47
問(4) あなたがたまたま確認してくれたからよかったものの、もう少しで原稿の締め切りに間に合わなくなる_______。
1.ところだろう
2.ところだった
3.ところではない
4.ところではなかった
Q48
問(5) 道路拡張の工事のために、この周辺の人々は引っ越しを_______
1.余儀なくされた
2.余儀なくさせた
3.余儀なくしてもらった
4.余儀なくなった
Q49
問(6) 新しく住宅開発を進めるなら、この地域_______ほかにはない。
1.はおろか
2.ときたら
3.にそくして
4.をおいて
Q50
問(7) 山田さんの話し方は発音がきれいで聞きやすく、さすがに元アナウンサーだった_______。
1.うえのことである
2.ばかりのことはある
3.だけのことはある
4.はずのことである
Q51
問(8) 実験に1回失敗したからといって、あきらめてしまう_______。
1.ことだ
2.ことはない
3.かぎりだ
4.かぎりではない
Q52
問(9) 事故の被害者の見舞いに行ったが、相手はほとんど口もきかず、まるで早く帰れと_______。
1.言いかねた
2.言わんばかりだった
3.言いそうもなかった
4.言わなかったそうだ
Q53
問(10) 相手の話も聞かずに自分の主張だけ通そうとするなんて、それはわがまま_______。
1.ということではない
2.というからだ
3.というわけではない
4.というものだ
Q54


問題VI 次の文の_______にはとんな言葉を入れたらよいか 。1・2・3・4 から最も適当なものを一つ選びなさい 。

問(1) 新しいダムの建設には住民の反対も大きい 。 国は計画を中止するとは_______ 、 もう一度見直さざるを得ないだろう 。
1.言わないまでも
2.言うまでもなく
3.言うに及ばず
4.言わないことではなく
Q55
問(2) 彼の給料は1か月40万円だ。それ_______私の給料はなんと安いことか。
1.について 2.にそくして 3.にしたがい 4.にひきかえ
Q56
問(3) 末っ子の弟は甘やかされて育ったから、兄弟の中で一番わがままだ。気に入らないことをちょっとでもされよう_______すぐに大声で泣き叫ぷ。
1.ものを
2.ものなら
3.もので
4.ものだから
Q57
問(4) 両親は、息子に病院の跡を継いで医者になってほしいと思っているようだ。だが、親の希望も_______、やはり本人の気持ちが第一だろう。
1.さることながら
2.あるまじく
3.いれざるをえず
4.わからんがため
Q58
問(5) 当時は会社の経営が困難を極めた時代だった。そのため、父は責任者という立場_______寝る時間も惜しんで働かなければならなかった 。
1.だけしか
2.にとって
3.にあって
4.ばかりか
Q59
問(6) 山田さんはもともと世話好きで、だれに対しても親切だ。そんな彼女の_______、困っている友達をほうっておけなかったのだろう。
1.わけだから
2.ものだから
3.ことだから
4.ところだから
Q60
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